NHKの言う「戦争を考えない若者」の定義がおかしな件
今日実家の帰りからの車内で溜まってたPodcastを聞いててビックリしました。
NHKラジオニュースの「8月15日 夜10持NHKジャーナル」です。
NHKラジオニュースは過去5回分しかダウンロードできない仕様になってるので、聞けるとしたら今日明日中でしょうか。
日曜に配信をしていないのであれば、月曜までは聞けると思います。
メインの話題は終戦の日
8月15日は終戦の日。今年で69年となります。
夜10持のNHKジャーナルは、その日あった出来事を評論家や専門家の方の意見を交えながら放送しています。
8月15日のメインの話題は、当然ながら終戦の日、戦争と平和について。
全国戦没者追悼式に出席した最高齢100歳の女性の話とか最年少7歳の幼女の話とか、閣僚が靖国神社に参拝して中国と韓国が文句を言ってるとか、そんな感じの内容で始まります。
若者は戦争をどう考えているのか?
ビックリしたのは10分くらいからです。
若者が戦争どう考えているのかという話になって、こんなことを言い放ちます。
「10代の若者たちは戦争についてどのように考えているのでしょうか?」
(え?若者って10代?)
「東京の渋谷で若者たちにこんな質問をぶつけてみました。」
(え?しかも渋谷の10代?)
当然ながらインタビューする若者全員が
「いや、知らないです。」
「え?何の日?」
と答えます。
素晴らしいですね!
見事に「今の若者は戦争を知らない」という図式が出来上がりました。
8月15日の終戦の日に、戦争のことを最も考えて無さそうな若者が集う場所で戦争についてインタビューして、「今の若者は戦争について知らない」と報道するのはマスコミとしてどうなんですかね。
さらに、
「正午の全国戦没者追悼式での黙祷の時間も渋谷の若者たちはいつものように過ごしてました。」
とか言ってて、
「そりゃそーだろw」
と一人ツッコミ入れてました。
「日本全国どんな場所でも8月15日の正午に黙祷すべき。」
とでも言いたいのでしょうか。
そもそも若者の定義がおかしい
インタビューした場所が渋谷なのも意味不明ですが、若者の定義を10代にしてるのにも違和感を感じます。
小学生のときは遊びに夢中だし、中学生になると高校受験があるし、高校生になると大学受験があり、大学生になると卒論があり就職活動がありで、おじいちゃんとかから直接戦争について聞かない限りは10代で戦争について真面目に考えることはないと思います。
自分の学生時代を振り返ってみても、10代のときに戦争について深く考えたことはなかったです。
大学を卒業して就職し、仕事も慣れて気持ちに余裕ができて、興味のあることを調べたりイベントに参加したりできる年齢、25~35歳くらいが「若者たちは戦争についてどのように考えているのか?」という質問の「若者」の定義に一番近い思うのですがどうでしょうか。
結論
少なくともNHKの言う
「今の若者たちは戦争について考えていません。」
は意図的に作られた虚実なので騙されないようにね!